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エナメル質形成不全

大きなランドセルを背負った可愛らしい1年生の姿を見かけるようになりました♪ 小学校入学は子供たちにとって、人生で最初に経験する大きなイベントかもしれません。

お口の中での最初のイベントといえば、乳歯が抜けたり永久歯が生えたりすることでしょうか。中でも5~7歳くらいで生えてくる6歳臼歯という歯は、とても大切で将来的な噛み合わせの基準となる歯といわれています。

6歳臼歯が生え始めていることに気づいたら、ぜひ日々その様子を観察してみてください。

一般的に永久歯は乳歯に比べると少し黄色っぽいのですが、いわゆる「白」に見える色合いです。生えてきた6歳臼歯が「白」ではなく、明らかに「黄色」「茶色」「ツヤのない白」だったら要注意です。『エナメル質形成不全』かもしれません。

『エナメル質形成不全』とは、様々な理由で歯の表面を覆うエナメル質がうまく作られなかった状態のことをいいます。 原因はなかなか特定できないのですが、とにかく『エナメル質形成不全』の歯は脆く、虫歯のリスクが高いとされています。中には冷たいものがしみる等の症状を訴えるお子さんもいます。

『エナメル質形成不全』の歯が生えてきた場合、最も大切なことは少しでも歯の質を強化していくことです。

その方法としては、フッ素濃度が1450ppmの歯磨き粉をつかう。ご家庭でのフッ素洗口を習慣化する。歯質の強化に有効とされている、リカルデントガムなどを積極的に摂取する・・・などがあります。

また早い段階で歯の表面を被膜でコーティングすることが可能な場合もありますので、気になられたら是非一度ご来院ください(*^-^*)